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院長の本

『脈診からの漢方エキス剤』と『漢方エキス剤をつかう西洋医によんでほしいこと』の2冊は同僚のお医者さんに読んでいただこうと思って書きました。こんな文章ではじまっています。

「ふつうの風邪、ふつうの頭痛、ふつうのめまい、そんな診断をしたら次になにをしたらいいのか、みなさんは治療に困っていませんか。西洋医としてふつうの病に隠れているレッドフラッグを鑑別する。そのノウハウはいろんな本から学ぶことができました。でもなにもしなくても自然治癒するような軽症になにをしたらいいのか教えてくれる西洋医学の本には出逢えません。そこで僕は治療の手がかりを東洋医学に探してきました。この本には漢方エキス剤によるふつうの病への対処法を綴ってあります。みなさんの診療の一助になれば幸いです。」

専門用語ばかりで一般の方には不親切な内容になってしまいました。購入いただいた患者さんが何人もいらっしゃったのですが「先生、むずかしくてわからない」と不評。そこで今度は患者さんに読んでいただける内容に書き直してみました。できるだけ専門用語を避け、ふりがなをつけながらやさしく書き直したのが『漢方で冷え・ストレスのないからだへ』になります。見開きに1枚は私が顔料で描いた草花の絵をそえました。手に取っていただいた方の心がほっこりしましたら嬉しく思います。