待合室を彩った草花の小品をならべてみます。一品で空間を浄化してくれる、そんな力がありますから。 枯葉あり春が来る 山芍薬。この花が真っ赤でグロテスクな実に豹変(ひょうへん)します。私は手折らないのだけれど患者さんが届けてくれましたからアケビの葉の中に置いてみました。 一品でいいと思うんです。患者さんの前に真実を置いてあげる。目の前にあるのに病気ばかりが気になるから見えなくなっている真実を。 躑躅(ツツジ)と馬酔木(アセビ)の新緑と姫薔薇(バラ)。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16