乗鞍岳の李(すもも)の枯枝が苔むしていました。 野菊がめいっぱい咲いていましたからたっぷり手折って盛ってみました。 秋の陽は長いからこうして水盤まで忍び込んできます。 患者さんが届けてくれた丸葉赤ノ木。夕日を浴びた菊の影が備前の壺にくっきり映っています。 イカリソウの秋です。もう水も吸わない。生き仏を見ているようです。 おなじ季節のものであれば草花たちは自分の居場所を自分でさがしてくれます。私はただ挿れるだけ。オダマキの秋の葉の色は変幻自在です。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16