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醫院の歳時記

春のてんこ盛り。山つつじ、雪笹(ユキザサ)、わすれな草、匂い水仙。

一日目は手折るときに千切れた花で無残なのですが、翌日からは無傷の花が咲きほこる。

待合室は図書室になっています。私の目からウロコが落ちた本、背表紙だけ飾ってある本、いろいろですが、神保町ですてきな古本に巡り逢うこともあります。

本の中に素敵な文章を見つけるとすぐに書き留めるようにしています。そうした気づきを集めた『1000の花の絵と1000エッセイ』を上梓できたらいいなあと思っています。

正面に置いた李朝の箪笥に通草(あけび)のかご。7月下旬の草花です。こんな猛暑なのに秋の花たちは先を急ぐように咲き始めていました。